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日々の雑感


by kotori-7864
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ニコリのたね(CAN青芸)

先週の土曜日、CAN青芸の「ニコリのたね」を観た。
この地での子ども劇場最後の鑑賞。
場所はプラザイーストだった。

CAN青芸、元は劇団青芸で、枝分かれして今の形になっている。
劇団が埼玉県にあることから、以前からよく鑑賞しているが、どの作品も素晴らしい。
そしてどの役者もうまい。
それに、目の前で演じてくれるので、迫力満点!

「ニコリのたね」の説明。
ニコリの種、それは伝説の花が咲くという不思議な種。その花は大冒険を乗り越え、種を手に入れた者が自分の手で咲かせなければ見ることができない。その種を求めて、想像力と創造力を駆使して大冒険が始まる……。

3人の役者が全身のエネルギーを発散しながらの演技。
それを受け止める我々も、笑いが止まらず、次にどんな事が起きるんだろうと思うだけで、楽しくなる。乗り物に例えるならジェットコースターに乗っている気分。山あり谷ありで、もうこうなったら乗り物にお任せするしかない。一時間があっという間に過ぎて、小道具などを殆ど使わず、身体だけで表現する演劇の真髄のようなものを味わった。

特に3人でオーケストラをやった場面。ハチャトリアンの「剣の舞」を声だけで演奏したのにはびっくり。メロディー楽器からリズム楽器まで、全部口から音が出てくる。音楽が好きな私は別の曲もやってもらいたいと思ったぐらいだった。

ホントに楽しかった。CAN青芸さん、良かったよ!

以前観たことのある「三人であそぼ」を思い出し、子ども劇場ならではの、身近な劇を観せてもらった。子ども劇場最後の作品が記憶に残る作品で、S市での生活の最後に彩りを添えてくれた。

劇団の方々、子ども劇場の方々、本当に有難うございました。
by kotori-7864 | 2006-03-28 13:00 | 演劇